• 2023.04.19

弊社ではコンクリート貫通前に内部の鉄筋(埋設物)を探査します【区画貫通工事で鉄筋をかわす】

区画を貫通する前に壁の中をスキャンします 弊社は比較的既存建物の改修工事割合が比較的多く、よく鉄筋コンクリート造(RC造)の建物について施工させてい頂いております。RC造の建屋はコンクリートで区画されているため、線を通すスリーブがない場合はハンマードリルでコンクリートを貫通させる必要があります。 コンクリートの内部は鉄筋が縦横に走っており、貫通工事を行っても途中で鉄筋にぶつかってしまった場合は、も […]

  • 2022.04.07

飲食店に消防法令上必要な設備と届出を簡単に説明します【3項イ・3項ロ】

飲食店を新規にオープンさせることになり、内装工事が終わりいよいよ店舗開店!と思いきや、消防設備をつけ忘れていた、、、といった具合で事後設置工事が必要になることがあります。我々タイムラン防災も時たま対応をさせていただくことがあります。 仕事のご依頼はありがたいのですが、施主さんのがっかり具合を横目に施工するのは心が痛いです。また、内装工事後の施工となると難易度が上がり、キレイに仕上げることが多少難し […]

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  • 2022.02.16

各種消防設備のご相談を承っております【点検・工事・改修・点検その他業務】

消防設備に関するお困りごとはご相談ください 私どもタイムラン防災は首都圏で各種消防設備の工事、保守、法令に関する業務を行う消防設備専門業者です。原則自らの設計により自らの手で各種消防設備を最後まで完結させます。 当ブログサイトに記載している内容は全て弊社独自で実施したものであり、公開できる業務のほんの一部を記事にしております。 消防設備についてお困りなことがございましたら是非一度ご相談くださいませ […]

消防設備点検資格者再講習がオンラインで受講可能になり、実際に受講してみた!!

令和4年1月17日申請分から「消防設備点検資格者再講習」がオンラインにて申請及び受講できるようになります。 日本消防設備安全センターによると、オンラインによる申請期間は令和4年1月17日から令和4年3月18日で、その申請分に対しての受講期間は令和4年1月17日から令和4年3月31日までとなっています。 オンライン講習ではPC、スマートフォンにて動画で実施し、視聴時間は対面講習と同じく5時間となって […]

火災受信機・非常放送設備を移設・交換してみた!!【自動火災報知設備】

今回は火災受信機(自動火災報知設備)のリニューアルについて書いていきます。火災受信機は、建物の火災(煙・熱)を感知し周囲に警報を発するシステムです。 このシステムを制御している機器が『火災受信機(かさいじゅしんき)』です。火災受信機はシステムの心臓部でビル各所に設置しているセンサー類の信号を集め、信号を受信したら音響や各種連動システムに信号を送り防災システムを展開していきます。 連動するシステムは […]

  • 2020.06.19

消防設備用語を略して通になろう!

消防用語には略称があります。消防署で消防官と消防設備について打ち合わせをしていると、少し長めの単語を頻繁に使用します。略称を使うことでスムーズな打ち合わせが可能になります。 今回紹介する略語は、今まで自分が実際に聞いてきたもので、『消防官の口』や『消防設備関係者』から発せられた単語をもとに書いております。もしかしたらオリジナルかもしれませんが意味は通じるはずなので、業界が浅い方でもドンドン使ってい […]

  • 2020.05.02

避難ハッチが腐食したので交換してみた【避難はしご】

※緊急事態宣言中ににつき過去に実施した内容にて投稿させていただいております。 避難ハッチを交換しました。サビてボロボロになると当然に使用することができません。腐食が進んでいる場合で避難はしごを使用すると、錆びているところに負荷がかかり耐えきれず、最悪抜けて転落事故になることが考えられます。適切なタイミングで改修工事が必要です。 現行品ではステンレス製のため長期による使用が可能でありますが、ステンレ […]

  • 2020.04.14

バルサンで火災発報器が作動するかやってみた!!

今回の実験は弊社所有の火災報知システム、実験施設の条件による結果のため、実際に全国に設置している火災報知設備と同じ結果になるというものではありませんのでごご注意くださいますようお願い申し上げます。 バルサン・アースレッドで発報するのか?? 今まで数多く寄せられてきました究極の対決『バルサン・アースレッドVS火災報知設備』の決着をつけるため実験をしてみました。 昔からバルサンを炊くと火災報知器が作動 […]

  • 2020.04.01

自動火災報知設備の設置基準【用途と面積により決まります】

自動火災報知設備の設置基準 設置基準の基本は「用途」×「面積」 自動火災報知設備が必要かどうかについては、どのような「用途」で使用しているかと、その建物がどれほどの規模なのかの「面積」によって決せられます。また、用途と面積以外にも「指定可燃物等の数量」による基準も設けられています。 設置が義務になるかを調べるためには対象物の用途を確認し建物の面積が基準値以上なのか否かを照らし合わせ、追加して指定可 […]

  • 2020.01.16

非常放送カットリレー工事で注意すること

カットリレーとは非常放送時に店舗内のBGMとかで重要な放送が聞こえにくくならないために設置するリレーのことを言います。言い方をかえるとテナント内の音響装置を強制的にカットしにいくリレーです。この仕組みは消防法に明記されている基準になりますので(騒音と区別して警報を聞き取れるようにするという意味)シッカリと施工することが必要になります。また消防検査でもちゃんと確認しますので仕組みを理解し確実な施工が […]

  • 2020.01.08

スプリンクラー圧力漏れの探し方

スプリンクラーの目視点検でゲージによる圧力は正常だったけど、実際に設備を作動させる点検・増設や改修工事などを行ったら原因不明の圧力漏れが発生してしまい、ポンプが回ってしまう・・・ということががあります。 スプリンクラー設備は配管のあらゆる場所に逆止弁・仕切弁が設置されています。水が滴って目視で確認できればいいのですが、実際は見てわからない圧力漏れが多く、とても厄介で悩みの種であります。今回は圧力漏 […]

  • 2019.11.23

火災感知器未警戒を増設工事をしてみた

火災感知器は消防法令によりどこに何を何個設置する、というような基準が明確に決められています。自動火災報知設備がある物件で天井までの間仕切りがある場合は火災感知器の設置が必要になります。 未警戒とは 未警戒(みけいかい)は自動火災報知設備の火災感知器が本来必要であるにもかかわらず、設置されていない状態。火災の警戒が未の状態のことを言います。消防法令では未警戒という言葉がしばしば出てきます。火災感知器 […]

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  • 2019.07.19

排煙口の起動装置を移設してみた【機械式の排煙設備のしくみと手動起動装置】

機械式排煙設備 機械式排煙を移設してみた 排煙設備は機械によって強制的に吐き出すものと、窓を展開することにより自然に排出する自然排煙があります。機械式排煙は火災受信機に接続されているものと、ダイレクトに排煙制御盤とつながっているものがありますが大抵前者であることが多いのかと思います。 排煙設備は「機械排煙設備」「自然排煙設備」があります。機械式の排煙設備は、通常天井や壁面に開口部があり、この開口部 […]

  • 2019.05.31

既存の建物に自動火災報知設備を新規に設置してみた!【費用と相場、施工内容について】

今回のミッションは鉄骨3階建ての既存建物に自動火災報知設備を新規に取り付けるという作業になります。 弊社は年間数多くの消防設備新設設置工事、既設改修工事を請け負っております。その中でも特に多い設備が自動火災報知設備になります。 火災報知器は数ある消防設備の中でも設置義務にかかる場合が多く、間仕切り変更による移設や増設工事が発生することが多々あります。 今回のご依頼は「特定一階段防火対象物に該当し消 […]

  • 2024.04.11

火災通報装置と自火報連動の有無について【民泊等宿泊施設の合計が500㎡以上のときは要注意】

外国人旅行者によるインバウンド需要に伴い民泊開業の盛り上がりが見られます。弊社に案件のほとんどが500㎡未満のため火災通報装置の設置が義務になる防火対象物ケースが少なく、無線式の特定小規模施設用感知器で済場合と、場合によってはビル全体に自動火災報知設備を設置するようなこともあります。 この記事のタイトルに書きました「民泊施設を設置する上での注意点」があります。それは建物の民泊施設を設置する場合で宿 […]

  • 2024.04.08

スプリンクラーヘッドの設置を省略できる場所と根拠となる法令条文について

スプリンクラ設備とスプリンクラーヘッドの設置を省略できる場所について スプリンクラー設備は火災により熱を受けることによって分解したスプリンクラーヘッドから自動的に放水をすることができる設備です。スプリンクラー設備は自動消火機能を有するため合理的かつ安全に消火活動を行うことができます。 非常に合理的な設備であることは明白ですが全ての部分においてスプリンクラーヘッドを設置することまでは求められていませ […]

  • 2024.04.06

スプリンクラーヘッド省略した場所には補助散水栓が必要【補助散水栓の設置基準】

スプリンクラーヘッド省略他部分は補助散水栓でしっかりと警戒する必要がある 補助散水栓とは スプリンクラー設備がある建物には「補助散水栓」という屋内消火栓と同じような装置が設置されます。補助散水栓はスプリンクラー配管を共有する消火栓で、屋内消火栓と同様に補助散水栓箱からホースを引っ張り出し火元に近づき消火活動を行います。 補助散水栓と屋内消火栓の違いについて 補助散水栓はスプリンクラー配管を共有して […]

  • 2024.04.04

非常放送のスピーカーの設置基準について【設置が必要な場所と省略できる場所】

非常放送スピーカーの確実に聞こえるように設置するために 非常放送スピーカーの役割 非常放送スピーカーの設置方法については、消防法施行規則第25条の2項3号ロ、ハに明文化されいます。取り付け方については消防設備の参考書や放送設備会社のカタログで簡単な解説が記載されていますが、せっかくなので今回は条文を基にした設置基準について説明していきたいと思います。 非常放送は単なる音声案内放送を目的として設置さ […]

  • 2024.04.03

特定一階段等防火対象物への避難器具設置【一動作式の避難器具が全てに必要というわけではない】

特定一階段等防火対象物に避難器具を付ける場合の検討方法【消防施行規則27条】 特定一階段等防火対象物には一動作式の避難器具が必要という情報はいろいろなネット記事で確認できるかと思います。特定一階段等防火対象物とは簡単に、地下または3階以上の階に特定用途が存在しかつ、建物の階段が屋内階段1系統の場合をいいます。 特定用途とは不特定多数の人が収容できるような用途をさします。例えば、劇場、カラオケ、飲食 […]

  • 2024.03.31

特定用途で延べ面積が1,000㎡以上あると非常電源専用受電設備が使えない件について

非常電源専用受電設備が非常電源設備として使用できなくなる場合について 消防設備は緊急時に確実に動作することが求められるため万が一電源供給が途絶えた場合でも問題なく動かすための措置がとられています。 基本的な非常電源は「非常電源受電設備」「自家発電設備」「蓄電池設備」「燃料電池設備」があります。イメージでは中規模物件に「自家発電設備」があり、大規模物件になれば「自家発電設備」「蓄電池設備」「燃料電池 […]

  • 2024.03.30

特定小規模施設用の火災報知器は原則3フロアにまたがっては使えません【例外あり】

特定小規模用無線感知器を3フロア以上で使用するための条件 多くの民泊や旅館業を運営者から「特定小規模用の無線式感知器」の設置に関するお問い合わせをいただいております。この種の感知器は、有線式を設置するより大幅にコストを抑えられ非常に優てたものです。しかし、取り付けられる場所にはいくつか制限があります。今回は、頻繁に寄せられる質問をまとめ解説いたします。 【原則】特定小規模用自火報は3フロアにまたが […]

  • 2023.12.23

消防法令が改正された場合に消防設備の改修工事が必要か否か【消防設備の遡及(そきゅう)にいて】

消防法令が改正された場合に消防設備の改修工事について 消防設備の技術基準や設置基準は、時代の経過によりアップデートされていきます。また、現実の火災被害やメンテナンス時の事故についても法改正のポイントになります。法律のアップデートにより消防設備の設置基準が強化、維持されることは人々の生命と財産を守るうえで非常に重要となります。 しかし、法律の改正により消防設備を新規に追加したり、改修する場合にはそれ […]

  • 2023.12.18

放火、消火妨害、失火による刑罰について【刑法に記載されている条文について】

放火、消火妨害、失火に関する刑罰は刑法条文に記されている 令和5年総務省消防庁のデータによると、日本における火災の出火原因として、最も多いのは「たばこ」で、総出火件数36,314件中3,209件(8.8%)となっています。 次いで多いのが「たき火」で、3,105件(8.6%)です。その他の主な原因には、「こんろ」2,771件(7.6%)、放火2,242件(6.2%)、電気機器1,960件(5.4% […]

  • 2023.11.23

金属管を使って自動火災報知設備設置工事をやってみた【鉄筋コンクリート造の露出工事】

鉄筋コンクリート物件の自動火災報知設備設置工事と金属管露出工事 鉄筋コンクリート物件に自動火災報知設備を設置する際の主な課題は、建物の内部に配線を埋め込むことにあります。配線が露出すると、建物の美観に影響を与え、デザイン性を損なう可能性があります。 しかし、配線を埋め込むことが不可能な場合、露出工事にて配線を引くことになります。この露出配線の選択肢としては「プラスチックモール」、「MKダクト」、「 […]

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